ポンプ圧送タイプ – ブレーキフルード注入装置

ブレーキ系統にブレーキフルードを真空充填する為の装置です。

<ブレーキフルード注入装置の特徴>

  • 設備に供給されたフルードに対して、独自の脱気システムにより極限まで浮遊空気を取り除きます。十分に能力を引き出した状態のフルードとして車両に充填することができます。
  • リザーブタンクから真空充填後、回収ノズルによってタンク規定液面まで液を回収します。この液面調整はノズルを可変することにより最大3設定まで可能です。
  • 同様のシステムでクラッチ系統にも真空充填できます。

<ポンプ圧送タイプの特徴>

ブレーキフルードに耐性のあるギヤポンプを用いて車両にフルードを送り込む圧送方式です。

<対応設計>

  • 真空、給液系統の有効断面積を広くし、屈曲を少なくすることにより流速を上げ、サイクルタイムの短縮につながります。
  • コンソールをライン側に置くことができ、同期台車、同期レール、その他様々な仕様に対応できます。
  • 経年的に保守が必要なバルブ等をボルトオンにすることにより、容易に交換ができます。
  • 積極的なコンパクト化により設置場所の悩みを解決します。
  • 複数の液種を同一工程で行う場合、1台の同期台車、もしくは1面の制御盤を共有することによりコストダウンを図ります。
  • 集中給油室、もしくはドラム缶からのいずれの供給方式に対してもそれに合わせて設計し対応できます。
  • 流量計で充填量を管理しトレーサビリティへの活用も可能です。
  • キャスタで移動可能な手直し機も用意しています。